セックスが好きであるということを公言するのはなかなか難しい。
むしろ、セックスについての話題はタブー視されており、好きであろうと嫌いであろうと口に出すのがはばかられるものであるのではないだろうか。
私のようなセックス依存症の人間からすると、セックスの話ができないというのは実に辛いことだ。呼吸を止められているような感覚にさえなる。
そんな状況のなかで、ハニーラインというテレクラというものがあって本当によかったと思うのだ。もしハニーラインというテレクラがなかったら、私はいまごろ窒息していたかもしれない。
ハニーラインの特徴は、とにかくセックスが好きな女がたくさん集まっているということ。セックスのこと以外は何も考えたことがないんじゃないか?と疑われるようなテレクラ女もいる。
そういうテレクラ女は、セックス以外の話をしてもあまり食いつきがよくない。セックスがタブー視されている世間とは逆のことが起こるのがハニーラインだ。
セックス以外の話をしているとき、テレクラ女の多くはボーッとしていて心ここにあらずである傾向がある。
たぶん、セックスのことを、自分の女性器に出し入れされたり、自分の口でくわえこんだりすることになるペニスのことを考えていて、人の話をちゃんと聞いてはいないのだ。
そのかわり、セックスについての話になると、カクテルパーティー効果的によく聞いている。まともな応対ができなかったボンヤリしたテレクラ女との会話が成立するのは、セックスの話題が出たときくらいだ。
普段からセックスを前提としたパパ活などを行っている今回のテレクラ女は、セックスの対価として買ってもらった下着を装着し、自慢の巨乳を性的興奮を促す着衣巨乳に調整した状態で待ち合わせ場所に現れたのだった。
会話はうまく成立しなかったものの、セックスはかなりうまくかみあう。ハニーラインを利用するテレクラ女を私が気に入っているのは、やはり、セックスを通したコミュニケーションがとりやすいからという理由に尽きるだろう。
だいたい、頼んでもないのにパイズリをしてくれるような女はテレクラにしかいない。風俗嬢などを相手にしていても、パイズリなんかすっかり忘れていて選択肢にすらない、ということがあるのに、ハニーラインで出会うテレクラ女は本当に嬉しそうにパイズリをする真のチンポ好きばかりだ。
しかし、今回のテレクラ女に関しては、一つだけ失敗してしまった。まあチンポが好きだからいいだろ、と思って中出し射精してしまったことだ。
中出しは駄目だと言われていたのだが、チンポ好きの方便みたいなもんだろうと判断して中出し射精をした私に、テレクラ女は実に厳しかった。
ふざけんなよ!と言われても、ごめん、と返すしかない。出してしまったものは仕方ない。セックス依存症であり中出し好きの私と出会ってしまったのが運の尽きと諦めてもらうしかない。
それに、中出し射精にキレてるというわりには、どこか真剣味が足りなかったし、本人もそんなに気にしてないように感じた。で、お金も少し多めに渡したし、念のためにアフターピルも出したら、結局不問ということになった。