ハニーラインで出会った男とのテレクラセックスをあまりにも頻繁に日常的に繰り返しているはずなのに、まるで初めてのテレクラセックスをするかのように振る舞おうとする。
だが、そう振る舞おうとすればするほどに、テレクラセックスに慣れすぎている自分が性的なリアクションとしてダダ漏れになり、ヤリマンであることが露呈してしまう。そんなテレクラ女とのセックスを決めてきたばかり。
ツーショットダイヤルで男性と出会うことはもちろんのこと、セックスももはや「日常」であるはずの彼女は、まるで緊張などしてはいないことが明らかな余裕のある笑顔で、その性的に魅力的な八重歯を見せながら「緊張する~」などといっていたのだから、まったく呆れ返るばかりである。
もし、テレクラセックスやりまくりの彼女が、テレクラを利用する私のような男性を相手にして緊張するというのが本当であるならば、彼女の日常生活はたえず緊張に満ちたストレスフルなものになるに違いない。
しかし、テレクラ女に、緊張しっぱなしの日々によって与えられるであろう身体のこわばりなり、消耗による衰弱は一切見出すことはできなかった。
彼女の肉体に触れば誰でもすぐにわかることであったが、非常にリラックスしたのんきでのびのびとした日々のなかで長時間睡眠をしっかりとり、一日三食モリモリと食べ、快便、そして、空いた時間には欠かさずオナニー、それからメインのテレクラセックスという快楽と解放の日々に明け暮れていることは明らかであった。
だが、本人が緊張するというのだから、私としてもそこを厳しく糾弾しようとは思わない。
自分と同程度にテレクラセックスをしまくっているだろう性豪の男性に、少しでも「うぶな女と出会った」という喜びの感覚を与えようとするテレクラ女の涙ぐましい努力なのかもしれないと思い直し、テレクラ女の緊張とやらにつきあってやることにするのだし、それに対して特に抵抗があるわけでもない。
とはいえ、性行為が開始されると同時に、快楽によって途端に弛緩してオマンコはガバガバ、口は歓喜でへらへら笑いっぱなし、喘ぎ声を漏らすことに一切の恥じらいはナシ、乳首舐めの塩梅は最高、フェラチオなどのテクニックはプロ顔負け、アドリブで行われる体位の移動に関してもこちらが言うまえにどの体位にしたいかを察して率先して身体を動かしてくれてしかもそれが正解という阿吽かつツーカーの間合いで完璧であり、セックスはおそろしく円滑に、効率的に快楽を高めあっていく形で進行していく。
「おいおい、緊張設定どこいったんだっての」というツッコミが思わず口から飛び出しそうになるが、そういったツッコミは挿入後の早漏射精を我慢する感覚でこらえなければならなかった。
セフレになったので、次回は自分が緊張しているという体でいこうと思う。
もちろん、プレイ開始と同時に、即座に馬脚をあらわしたテレクラ女と同様にセックス慣れしていることを全面にだしていくことになるだろう。